古賀鈴音(2015.3.4@キャバーンビート)
「古賀鈴音」さんに驚いた。
ご家族でいらっしゃる方がいるね~と思っていた。
ちょこんと座っていたその少女「鈴音」さん
コロンコロンと鳴る「鈴」のように見えた。
その彼女がステージで、キーボードのまえに座った。
「へえ~歌うんだ。すごいね~」
くらいに思った。その歌がはじまる前は。
歌い始めた彼女はまだ、四月から中学生
いわばティーンエイジグリーンなのに。
まっすぐな視線と堂々とした歌。
すごいなあ。心に来るなあ。歌うことが好きなんだろうなあ。
でも本当の驚きはそのあと。
オリジナル曲「トゲトゲトゲ」
「私に棘があるから、あなたに愛してもらえない
ならば私は棘を切り落とし、血を流すわ」
歌詞も鋭いんだけど、曲が素晴らしかった。
ピアノでつくるから?かもしれいけど
メロディーがコードを引っ張り
世界がドンドン広がっていくんだ。
今流行の無理な転調でサビに持っていくやり方でなくて
物語が流れるままに音が広がっていく感じ。
目の前に心の棘を抱えた主人公が見えた。
棘を切り落としていく様が見えた。
その次に歌われた、以前の曲は
素直でやわらかい別れの歌だったので
「成長するってことはこういうことなんだ」と思った。
別れ : 古賀鈴音 @CavernBeat #福岡 #Fukuoka - YouTube
夢はシンガーソングライターらしい。
もうその扉は見えてるし、きっと鍵も手にしてるはず。
あとはその階段をのぼるだけだ。
全速力でもいい
寄り道してもいい
時々立ち止まる事もあるかもしれない。
ももクロちゃんの「灰とダイヤモンド」という曲にある
(僕はこの歌でいつも涙腺が弱くなる)
~霧が晴れた向こう側 きれいごとだけじゃなかった
でも 負けないよ どんなすごい風や砂にまかれても
灰の中のダイヤモンド ほんもの以外さがせない
このフレーズを彼女に。